DESTINATION OF WAKEBOARDER.
2018年に世界大会が開催された徳島県三好市イケダ湖では、JWBAプロツアーも開催されたり、新しいウェイクボードフィールドとなっている。ぜひ素晴らしい環境に機会を見つけて足を運んでみよう。
ウェイクボーダーにとって新しいフィールド、徳島県三好市イケダ湖。
2018年、WWAの世界大会「World Wakeboard Championship」が華々しく開催され、世界のトップ選手が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた場所、徳島県三好市イケダ湖。その記憶はまだ新しいが、この2019年8月にはJWBAのプロツアー第3戦が開催された。この機会にウェイクボーダーは徳島県三好市を知り、機会を見つけて足を運んでみて欲しい。
そもそもそのフィールドはどんな場所なのか? 世界中から観光客が訪れ、沸騰している徳島県三好市は、四国の真ん中にあることから「四国のへそ」と言われており、峠を越えると香川県、高知県、愛媛県へ車で30分で行ける立地にある。その中でも平家の落人が秘境の渓谷に隠れ住み、再興を願ったと言われる、日本三大秘境のひとつである祖谷(いや)は、世界中からツーリストが訪れる、メディアでなんども紹介されている話題のスポットだ。
四国山地の中でも2番目に高い剣山(標高1955m)を源流に持つ祖谷川の中流域には急峻な山と深い谷からなる祖谷渓がある。その祖谷渓は、米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」の2018年に訪れるべき50の旅行地に、日本で唯一選ばれた場所だ。この祖谷川、松尾川やいくつもの名もなき河川は様々な源流から急峻な山と谷を流れて日本三大暴れ川と言われる日本でも屈指の豊かな水量と「Yoshino Green」と言われるエメラルドグリーンのウォーターを持つ吉野川に注ぎ込んでいく。その下流にある湖こそが、2018年に世界のトップアスリートに認められて「World Wakeboard Championship」が開催され世界ブランドとなったイケダ湖だ。
この吉野川では、ウェイクボードはもちろんのこと、数多くのウォーターアクティビティが楽しめる。世界大会も開催されたラフティング、豊富な水量と激流の瀬があるからできるリバーサーフィン、カヤックやSUPなど、「激流」と「静水」の楽しみが共存している「ウォータースポーツの天国」とも言える。ここにある自然環境と吉野川を目一杯楽しみ、徳島県三好市にある観光スポットを合わせて廻る。ウェイクボーダーにとっても、そんな新しいフィールドを楽しむきっかけとなるはずだ。